エンジニアから、経営者へ

私自身、IT業界未経験の中途採用で入社しました。この頃からすでに生意気にも社長になることを目指していました。

入社時、GSIはまだ20～30人の社員規模で、参画していた案件も製造フェーズ（プログラミング）以降の案件が多く下流工程が主でした。
システム開発の全体像を知らなければエンジニアとしても成長できないし、会社としても成長できないと思っていました。

そこで、与えられた業務内容に満足せず、常に人より早く、人より広い視野をもつということを意識し、人の3倍の仕事量をこなすことを自分のミッションとしました。
当然、やらされていることではなく、早く成長したいという想いから、自然と動いていました。

この頃はちょうどリーマンショックがあり、経済的に非常にシビアな時代でもありましたので、人手不足が叫ばれる今からは想像できないと思いますが、仕事を確保するということ自体が容易ではない状況でした。
そのような空気に負けないよう、私を含め、自分を変えていこう、現場で評価を勝ち得ようという意識の強い人が多かった印象があります。

今のバリューは、この逆境から生まれ、自然と我々のDNAに刻まれていった価値観だと思います。
たとえ厳しい状況下にあったとしても、それを言い訳にせず、突破口は必ずあるはずであると信じ、もっともっと考える。
現状に満足することなく、自らの意志で取り組み、たとえ眼前の小さなことからでも何かを変えようという意識を持っていました。

そういった行動を後輩が見て切磋琢磨してきたことで、社員・会社のレベルアップに繋がったと考えます。

そして現在、私自身は入社時の目標を達成することができました。
今後も次の目標に向かって社員とともに邁進していきますが、
次は皆さんの番です。

現在、そしてこれから

20期という節目となる2023年6月27日に上場致しました。
今後は一企業としてだけではなく、上場企業としての社会的責任を自覚し、社内はもとより、ステークホルダーの皆様に信頼され、広く社会に貢献できる企業となるよう会社の「質」をさらに高めていきたいと考えています。

これまでも上流工程から下流工程まで一貫して携わり、フルスタックエンジニアとして社員が成長できるよう、また、より働きやすい環境を作るために取り組んできました。

今後は、会社としての更なる成長と社員のキャリア形成のためにも、エンドユーザーの開拓にも注力していきたいと考えています。
単に顧客を獲得するのみではなく、ワンストップで実現できる体制を築くことで更に強い会社へと成長できるのではないかと考えています。

そのためにも、今後はこれまで以上に社員教育にも力を注ぎ、ビジネススキル、技術力の向上だけでなく、社員のキャリアアップのための階層別研修の拡充など、働く環境の充実を実現させていきます。

「人の成長に、すべてを。」
これからより高い目線で会社を成長させていくためにも、より注力していくべき、普遍的であり、不変的な価値であると考えています。

2023年は20期という節目ですが、人間で言えばようやく20歳を迎えたばかりです。
まだまだ若く、発展途上ではありますが、伸びしろは十分にあると考えています。
社員と共に、成長し続けます。

共に歩む、皆さんへ

成長の一番の原動力は主体性だと考えています。
主体的に物事を進める方は圧倒的な成長力を感じさせてくれます。
そして、常に目標を持ってください。
目標は周囲に笑われるくらい大きめの目標で良いと思っています。
現に私は昔「将来の夢は何か」と問われ、「社長になる」と言って周囲に笑われることもありました。
一見子供じみた目標かもしれませんが、これがもし「部長になる」という目標であれば、成し得なかったと思います。
結果は目標に比例しますし、成長や楽しみ、やりがいもより多く感じられると思います。

私のこれまでの経験のように皆さんも目標や夢に向かって突き進んで頂き、より多くのことを学び感じて頂けたらと思っています。
「指示されたから、やる」のではなく、目標や目的のために自らの意思で動くということが大事だと考えています。
そうした想いを当社のミッション・ビジョン・バリューに表現しています。

システム開発には様々な案件、業務内容、役割がありますが、たとえ失敗したとしても失敗を恐れず、どう活かしていくかを考え、実行に移すことで成長の度合いが変わってきます。
それらを実践し活躍している社員がたくさんいるので、常にチャレンジする意識をもちながら、定期的に自分自身を振り返る。
それによって自身の成長も感じながら、自分の価値を更に高めていけると思います。

主体性という意思に対して「機会と支援」があります。
現状に満足しない成長に対して「豊かさとキャリア」があります。

こうしたGSIの考え方や環境に少しでも共感、興味を持って頂いた方、
共に成長を実感しませんか？